【9月4日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)は3日、2次ラウンドの試合が各地で行われ、カナダが前回王者スペインを敗退に追い込んだ。米国は初黒星を喫した。

 グループLのスペインとカナダは、どちらも3戦全勝で1次ラウンドを突破したが、2次ラウンド初戦はまさかの敗戦。そのため、この日は生き残りを懸けた直接対決となったが、カナダが88-85で劇的な勝利を収めた。

 前半を10点ビハインドで折り返し、第3クオーターにもさらに点差を広げられたが、この日最多の30点を決めたシェイ・ギルジアス・アレクサンダー(Shai Gilgeous-Alexander)が最終クオーターに13点を挙げ、逆転に成功した。

 同グループのもう1試合では、ラトビアが104-84でブラジルに快勝して準々決勝に進出した。今大会がワールドカップ初出場ながら、すでにスペインと東京五輪銀メダルのフランスを破っているラトビアは、快進撃が続いている。

 グループJの米国は後半の追い上げも及ばず、ともに決勝ラウンド進出を決めているリトアニアに104-110で敗れ、大会初黒星を喫した。モンテネグロは73-69でギリシャに勝利した。

 グループIはイタリアが73-57でプエルトリコを下し、1998年以来となるベスト8入りを果たした。セルビアも前節イタリアに敗れたショックを引きずらず、112-79でドミニカ共和国に大勝して2次ラウンドを突破した。

 グループKはドイツが100-71でスロベニアを退け、すでに突破を決めているチーム同士の対決を制した。もう1試合ではオーストラリアが100-84でジョージアを下した。

 準々決勝の組み合わせは、イタリア対米国、リトアニア対セルビア、ドイツ対ラトビア、カナダ対スロベニアとなった。また米国とカナダは大陸上位2か国となり、2024年パリ五輪出場が決まった。(c)AFP