【9月3日 AFP】サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸(Vissel Kobe)は3日、元スペイン代表のフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)の入団を発表した。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)などでプレーし、スペイン代表として2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で優勝を飾った35歳のマタは、この夏トルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)を退団してから無所属となっていた。

 神戸では7月に、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から加入して5年間在籍した元スペイン代表アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が退団していた。

 イニエスタは神戸に初のJ1タイトルをもたらすことはできなかったものの、マタは入団会見ですぐさまトロフィー獲得を目標に掲げた。

 会見でマタは「ヴィッセル神戸の初優勝に向けて、チームがトロフィーを獲得できるように全力を尽くしたい」とし、「自分のキャリアにとってももう一つ、日本での多くのトロフィーのうちの最初のトロフィーになればと思う」と述べた。

 マタ、イニエスタとともにW杯制覇を遂げたダビド・ビジャ(David Villa)氏も2019年に神戸でプレーしており、マタは両者からクラブの良い評判を耳にしていたと明かした。

「アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャといった、僕が尊敬する偉大な選手や偉大な友人たちがプレーしたヴィッセル神戸と契約できたことを本当に誇りに感じている。彼らの背中を追ってこの国でプレーできることはとても誇らしい」と述べた。

 スペイン1部のバレンシア(Valencia CF)で名を馳せたマタは、チェルシー(Chelsea)在籍時には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制覇。2013年からはマンチェスター・ユナイテッドに加入していた。(c)AFP