【8月28日 AFP】23-24スペイン1部リーグは27日、第3節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は16歳の新星ラミネ・ヤマル(Lamine Yamal)の活躍でビジャレアル(Villarreal CF)との点の取り合いに4-3で勝利した。

 これがまだ2回目の先発だったラマルは、ガビ(Pablo Martin Paez Gavira 'Gavi')の先制点をお膳立てすると、枠に当たるシュートを2回放ち、乱打戦の中で際立ったパフォーマンスを見せた。

 試合はヤマルのシュートがポストに弾かれたところから、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が今季初ゴールとなる決勝点を流し込み、バルセロナが暫定3位に浮上した。

 ヤマルは出場停止のラフィーニャ(Raphinha)の代役としての出場だったが、十分以上の働きを見せ、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督はラフィーニャが戻ってくる次週、メンバー選びのうれしい悩みを抱えることになった。

 ヤマルはモビスターTV(Movistar TV)で、「運よく怖がらずにプレーできた。恐怖を忘れて、とにかく自分が得意なサッカーをプレーしようと心がけた」とコメントした。

 シャビ監督も、ヤマルはレギュラーでプレーする権利を完全に得ていると話し、「彼は違いをつくり出せる選手。賢く、ほぼ常に正しい優れた判断ができる」と評価。「16歳にして、そこが最も優れている。たまたま先発したわけではない」と続けた。

 アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)は4-2でレアル・ベティス(Real Betis)から逆転勝ちを収めた。(c)AFP