【8月27日 AFP】米大リーグ(MLB)のア・リーグで首位を走るボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)は26日、守護神フェリックス・バティスタ(Felix Bautista)が右ひじの問題で負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。

 オリオールズのゼネラルマネジャー(GM)は、ドミニカ共和国出身28歳右腕のバティスタについて、右ひじのUCL(肘内側側副靱帯)に「ある程度の損傷」があると明かした。

 昨年デビューを果たし、オールスターゲーム2023(93rd MLB All-Star Game)にも出場したバティスタは、25日のコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)戦で右ひじの違和感を訴え、二死後に降板していた。

 バティスタは今季、61イニングを投げて防御率1.48、33セーブ、110奪三振を記録しており、躍進のシーズンを迎えていた。

 MLBで2番目(今季開幕時)に総年俸が少ないオリオールズだが、25日終了時点でリーグ最高の80勝48敗の成績を残しており、これはMLB全体でもナ・リーグ首位のアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)の83勝44敗に次ぐ戦績となっている。

 オリオールズは2016年を最後にプレーオフ進出がなく、1997年より後のポストシーズン出場は3回のみ。1983年のタイトル獲得を最後に、ワールドシリーズからも遠ざかっている。(c)AFP