【8月16日 AFP】フランス当局は15日、スペインと国境を接する南西部で発生した山火事について、鎮火したものの、依然として危険な状況にあると発表した。この火災により、休暇で付近のキャンプ場を訪れていた3000人以上が避難を余儀なくされたが、死者は出ていない。

 ペルピニャン(Perpignan)南部では今も、偵察機の支援を受けて消防士約450人が消火活動に当たっている。

 山火事は14日午後に発生。サンタンドレ(Saint-Andre)やソレード(Sorede)など付近の村500ヘクタールが焼失した。「極度の高温、干ばつ、強風」により、急速に燃え広がったという。

 当局者によると、消防士17人が軽傷を負い、1人が病院に運ばれた。

 住宅30棟、倉庫とキャンプ場各1か所が被害を受けた。(c)AFP