【8月14日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2023)プレーオフ初戦、フェデックス・セントジュード選手権(2023 FedEx St.Jude Championship)は13日、米テネシー州メンフィス(Memphis)のTPCサウスウィンド(TPC Southwind、パー70)で最終日が行われ、ルーカス・グローバー(Lucas Glover、米国)がパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay、米国)とのプレーオフを制し、2週連続のツアー勝利を飾った。

 前週のウィンダム選手権(Wyndham championship 2023)で優勝し、何とかプレーオフに進出した43歳のグローバーは、最終日のバックナインで劇的なロングパットを何本か沈め、終盤にチャージしたキャントレーとともに通算15アンダーでプレーオフに臨んだ。

 迎えた18番でのプレーオフ1ホール目、グローバーが2パットでパーをセーブしたのに対し、決めなければ負けのキャントレーのパットはカップの端をかすめて外れ、グローバーの優勝が決まった。

 40歳以上での米ツアー連勝は、2008年のビジェイ・シン(Vijay Singh、フィジー)以来で、40歳以上でのプレーオフ勝利は2018年のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)以来5年ぶり。キャリア通算では6勝目を挙げた。

 昨年のプレーオフ覇者ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が、トミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)と並ぶ1打差3位タイに入り、テイラー・ムーア(Taylor Moore、米国)が3打差5位で続いた。

 プレーオフはこの後、70人からポイント上位50人に絞り込まれて第2戦のBMW選手権(BMW Championship 2023)が行われ、2週間後に30人による最終戦のツアー選手権(TOUR Championship 2023)が開催される。松山英樹(Hideki Matsuyama)はこの日、上がり5ホールで1イーグル、3バーディーを記録するなどして「65」で回り、通算9アンダーの16位タイでフィニッシュ。ポイントランキングを57位から47位に上げ、第2戦進出を決めた。(c)AFP