【8月14日 AFP】サッカーイタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督が13日、電撃的な辞任を表明した。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)は、マンチーニ監督の突然の決断を「昨晩遅くに受け入れた」と発表。後任については近日中に明らかにすると述べた。

 マンチーニ監督は、同国代表が2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場を逃した後の同年5月に監督に指名され、初めて代表チームの指揮官に就任した。チームはその後に欧州選手権(UEFA Euro 2020)を制覇したが、W杯カタール大会(2022 World Cup)では2大会連続で予選敗退に終わった。

 伊メディアの報道では、サウジアラビアの代表監督就任がうわさされるマンチーニ監督だが、辞任の予兆はなく、また9月には2024年欧州選手権(UEFA Euro 2024)の予選が再開するため、チームにとっては衝撃的な出来事になった。さらに監督は今月、U-20代表とU-21代表の指揮官も任されていた。

 後任について、国内メディアでは昨季ナポリ(SSC Napoli)を33年ぶりのリーグ優勝に導いた後、退任したルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)氏の就任が取り沙汰されている。

 他には元イタリア代表監督で、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を3月に退任したアントニオ・コンテ(Antonio Conte)氏、現役時代にイタリア代表でW杯を制覇し、中国やサウジアラビアのリーグで指揮官を務めたファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏の名前も挙がっている。(c)AFP/Jerome RASETTI