【8月11日 AFP】サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は10日、ベルギー代表GKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)が練習中に左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、2023-24シーズンの開幕を翌日に控える中で大打撃に見舞われた。

 レアルはクルトワが数日中に手術を受ける予定だと発表した。具体的な離脱期間は明言しなかったが、地元メディアによると、全休ではなくともシーズンの大半は絶望的とみられている。

 クルトワはこの日午前の練習中に負傷し、涙ながらにその場を後にしたと、地元ラジオ局カデナ・コペ(Cadena Cope)で伝えられた。

 12日に行われるシーズン開幕戦のアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦では、レアルで17試合しか出場していないウクライナ代表のアンドリー・ルニン(Andriy Lunin)が代役を務めるとみられる。

 レアルでは今オフ、FWカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がサウジアラビアに移籍しており、チームを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、この短期間で最も信頼できる2選手を失うことになった。

 一方、ベルギー代表チームも、来年の欧州選手権(UEFA Euro 2024)に向けてクルトワの状態が懸念される。

 代表102キャップを誇るクルトワだが、6月の欧州選手権予選では主将代理を任されなかったことを理由に、エストニア戦への遠征を拒否していた。(c)AFP