【8月10日 AFP】ロックグループ「ザ・バンド(The Band)」のギタリスト、ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)さんが9日、死去した。80歳。マネジャーが明らかにした。

 1943年7月5日、カナダ・トロント生まれ。1960年代半ばにボブ・ディラン(Bob Dylan)のバックバンドの一員としてツアーに加わり、アルバム「ブロンド・オン・ブロンド(Blonde on Blonde)」にも参加した。

 その後、グループはザ・バンドとしてデビュー。ロバートソンさんは代表作「ザ・ウェイト(The Weight)」「オールド・ディキシー・ダウン(The Night They Drove Ol' Dixie Down)」「クリプル・クリーク(Up On Cripple Creek)」などの作曲を手掛けた。

 ザ・バンドは1976年に解散。米サンフランシスコで行われた解散コンサートは『ラスト・ワルツ(The Last Waltz)』として映画化された。

 映画の監督を務めたマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)氏との交友はその後も続き、『カジノ(Casino)』『ギャング・オブ・ニューヨーク(Gangs of New York)』といった同監督の作品で音楽監督を務めた。(c)AFP/Maggy DONALDSON