【8月8日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は7日、試合中の乱闘騒動に関与したとして、シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)のティム・アンダーソン(Tim Anderson)遊撃手に6試合、クリーブランド・ガーディアンズ(Cleveland Guardians)のホセ・ラミレス(Jose Ramirez)に3試合の出場停止など、両チームに処分を下した。

 ベンチ総出の乱闘が起きたのは、ガーディアンズがホワイトソックスに7-4で勝利した5日のホーム戦。6回裏にラミレスが二塁打を放って二塁に滑り込んだ際にアンダーソンと口論となり、両軍ベンチから選手らがフィールドへなだれ込んだ。

 この騒動で、ガーディアンズは他にもエマニュエル・クラセ(Emmanuel Clase)投手に1試合の出場停止処分、テリー・フランコナ(Terry Francona)監督とマイク・サーボー(Mike Sarbaugh)三塁コーチに1試合のベンチ入り禁止処分、ホワイトソックスのペドロ・グリフォル(Pedro Grifol)監督にも1試合のベンチ入り禁止処分が下った。

 さらにこの6人に加え、ホワイトソックスのマイケル・コペック(Michael Kopech)投手とガブリエル・アリアス(Gabriel Arias)外野手には、罰金処分(金額非公表)も言い渡された。

 アンダーソンは7日のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)戦から、ラミレスは同日のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦から処分が適用されるはずだったが、両選手とも不服を申し立てており、手続きが終了するまで処分は保留となる。

 一方、クラセは7日、サーボー三塁コーチは8日に処分に服すことになり、グリフォル監督とフランコナ監督は7日の一戦でのベンチ入りが禁止された。(c)AFP