【8月2日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)のジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)投手が、トレード期限最終日となった1日、ワールドシリーズを2回制したヒューストン・アスロトズ(Houston Astros)へ復帰することが決まった。

 40歳のバーランダーは、アストロズのマイナーに所属するドリュー・ギルバート(Drew Gilbert)、ライアン・クリフォード(Ryan Clifford)両外野手とのトレードでアストロズへ移籍する。またメッツは、バーランダーの今季と来季の成績次第で3200万ドル(約46億円)から5400万ドル(約77億円)の同選手の年俸を負担する。

 バーランダーはアストロズで2017年と2022年にワールドシリーズを制覇し、2011年と2019年、そして昨年ア・リーグのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)に輝いた後、昨年12月にメッツと契約していた。

 ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)が大谷翔平(Shohei Ohtani)の残留を宣言していた中で、バーランダーの移籍はトレード最終日の最も注目される動きだった。

 他球団では、ア・リーグトップの65勝41敗をマークしているボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)が、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)から27歳の先発右腕ジャック・フラハティ(Jack Flaherty)を獲得した。

 トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)は遊撃手のボー・ビシェット(Bo Bichette)が試合で右膝を負傷したことを受け、カージナルスからポール・デヨング(Paul DeJong)を補強。代わりにマイナー所属のマット・スワンソン(Matt Swanson)投手をトレードに出した。

 サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)は韓国出身の崔志万(チェ・ジマン、Choi Ji-Man)一塁手とリッチ・ヒル(Rich Hill)投手をピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)から獲得し、代わりにアルフォンソ・リバス(Alfonso Rivas)一塁手とマイナーの有望株2選手を放出した。(c)AFP