【7月29日 AFP】男子テニス、アトランタ・オープン(Atlanta Open 2023)は28日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング439位の錦織圭(Kei Nishikori)は大会第1シードで同9位のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)に4-6、2-6で敗れた。

 錦織は2022年1月に股関節の手術を受け、今大会は21年以来となるATPツアー大会だった。フリッツとは過去3戦全勝だったが、19年以来の対戦となったこの日はストレート負けとなった。

 フリッツは試合後、錦織について「圭は自分が駆け出しの頃からいる。素晴らしい選手で、本当に良い人でもある。彼が復帰してまたプレーする姿を見られてうれしい。けがをしている期間が長かったが、すでに良い結果を出してボールもよく打てている」とコメントした。

 元世界ランク4位の錦織は、6月にプエルトリコで行われた下部チャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)の大会で実戦復帰し、優勝。今大会では初戦でジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)、2回戦で商竣程(Shang Juncheng、シャン・ジュンチェン、中国)を破り、8強入りしていた。

 この日はコート上での動きにやや不安があるように見え、セット間には左膝に治療を受ける場面もあった。(c)AFP