【7月24日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー最終戦、第151回全英オープン(The 151st Open Championship)は23日、英ホイレイク(Hoylake)のロイヤルリバプールGC(Royal Liverpool Golf Club、パー71)で最終日が行われ、ブライアン・ハーマン(Brian Harman、米国)が通算13アンダーで初のメジャータイトルを獲得した。

 ハーマンは重圧に動じず最終日を締めくくり、2位に6打差をつけて優勝。一時3打差まで詰められたが、6番と7番の連続バーディーで落ち着くと、その後は後続が追い上げられない中で差を広げていった。特にパッティングは大会を通じて優勝のカギとなり、この日も14番で約12メートルのバーディーパットを沈めると、15番でも驚くほどの冷静さでバーディーを奪い、決着をつけた。

 2017年以来のツアー勝利を飾ったハーマンは「自分ならこういうことが成し遂げられるという自信をずっと持っていた。それでもすごく時間がかかったから、もしかしたらもう優勝はできないかもしれないと考えたりして、心が折れないようにするのは大変だった」とコメントした。

 マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)を制したジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)、ヨゼフ・シュトラカ(Sepp Straka、オーストリア)、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)、キム・ジュヒョン(Kim Joo-hyung、韓国)が2位タイに入ったが、誰もハーマンに迫ることはできなかった。

 ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)はエミリアーノ・グリジョ(Emiliano Grillo、アルゼンチン)と並ぶ7打差6位タイでフィニッシュし、4勝目以降のメジャー未勝利は少なくとも10年まで延びることになった。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は「70」でスコアを1ストローク伸ばし、通算3アンダーの13位タイで大会を終えた。星野陸也(Rikuya Hoshino)は通算7オーバーの60位タイだった。(c)AFP/Kieran CANNING