【7月12日 AFP】MLBオールスターゲーム2023(93rd MLB All-Star Game)は11日、米シアトルのTモバイル・パーク(T-Mobile Park)で行われ、ナ・リーグが3-2でア・リーグに勝利した。

 ナ・リーグの勝利は2012年以来10大会ぶりで、通算ではア・リーグの47勝44敗2分けとなった。最優秀選手(MVP)には、決勝2点本塁打を放ったコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)のエリアス・ディアス(Elias Diaz)捕手が選ばれた。

 ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)は2番・指名打者(DH)で先発し、1三振、1四球で途中交代した。

 試合中のインタビューで、オールスターで何が一番楽しみかと問われると、「やっぱりゲームじゃないですかね。普段同じリーグで敵でやっていますけど、その素晴らしい選手たちと一緒のチームでできるのが一番」と通訳を介してコメント。良い状態を保つ秘訣(ひけつ)については睡眠と効率の良い練習を挙げ、後半戦に向けて「大体は順調に来ていると思う。このペースのまま、最後まで頑張りたい」と語った。

 試合は2回、ア・リーグがタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のヤンディ・ディアス(Yandy Diaz)の左越えソロで先制すると、ナ・リーグも4回にマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)のルイス・アラエス(Luis Arraez)の適時打で同点に追いついた。

 ア・リーグは6回、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)のボー・ビシェット(Bo Bichette)の犠飛で再び勝ち越したが、迎えた8回、ナ・リーグは球宴初打席のディアスが逆転の左越え2点本塁打を放ち、そのまま逃げ切った。(c)AFP