【7月11日 AFP】アイスランドの気象局は、首都レイキャビク近郊の火山が10日午後4時40分ごろ、噴火したと明らかにした。

 火山が噴火したのは、レイキャビクから約30キロの場所で、この地で噴火が起こるのは過去2年で3回目。

 アイスランド大学(University of Iceland)のトールバルドゥル・トールダルソン(Thorvaldur Thordarson)教授(火山学)はAFPの取材に対し「小さなくぼ地に3か所亀裂が入っており、そこから溶岩があらゆる方向に流れ出ている」「亀裂の長さは計約200~300メートルに上る」と語った。

 同氏は「広い範囲が影響を受けているわけではないが、噴火が長引けばインフラへの脅威となる可能性がある」と続けた。

 噴火が発生した地域では、過去一週間で数千回の小規模な地震が起こっていた。(c)AFP/Jeremie RICHARD