【7月11日 AFP】MLBオールスターゲーム2023(93rd MLB All-Star Game)の開催を翌日に控えた10日、前日恒例の本塁打競争が行われ、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)のブラディミール・ゲレーロJr.(Vladimir Guerrero Jr.)が優勝した。

 父のブラディミール・ゲレーロ(Vladimir Guerrero)氏も2007年の本塁打競争を制しているゲレーロJr.は、「家族に背中を押されて参加した。この優勝は家族にささげる」と話し、「今はとにかく非常にうれしい」とコメント。ゲレーロ氏もツイッター(Twitter)で「ものすごいパフォーマンスだった! 誇りに思う」と息子の優勝を喜んだ。

 ゲレーロJr.は1回戦でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のムーキー・ベッツ(Mookie Betts)を26-11で退けると、準決勝でシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のフリオ・ロドリゲス(Julio Rodriguez)に21-20で勝利。迎えた決勝では、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)を25-23で破り、頂点に立った。

 決勝での25本は史上最多。また、昨年準優勝のロドリゲスがニューヨーク・メッツ(New York Mets)のピート・アロンソ(Pete Alonso)との1回戦でマークした41本は、ゲレーロJr.が2019年の準決勝で放った40本を上回り、1ラウンドでの新記録となった。

 昨年優勝したサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)のフアン・ソト(Juan Soto)は出場しなかった。(c)AFP