【7月3日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ロケット・モーゲージ・クラシック(Rocket Mortgage Classic 2023)は2日、米ミシガン州デトロイト(Detroit)のデトロイトGC(Detroit Golf Club、パー72)で最終日が行われ、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)がプレーオフを制し、4年ぶりのツアー優勝を果たした。

 ファウラーはメジャー2勝のコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)、アダム・ハドウィン(Adam Hadwin、カナダ)と通算24アンダーで並んでプレーオフに突入した。

 18番での1ホール目、他の2人がフェアウエーをキープした一方で、ファウラーはティーショットを右のギャラリーの中に入れたが、アプローチをピンそば3.5メートルに寄せた。モリカワは2オンを逃したが、ハドウィンはピンから6.5メートルの位置につけた。第3打はハドウィンがパットを外し、モリカワのチップショットがショートする中で、ファウラーはバーディーパットを沈め、その場に立ち尽くして久々の勝利に笑みを浮かべた。

 ツアー優勝は2019年のフェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2019)以来約4年5か月ぶりで、通算6勝目。近年は苦しみ、昨年には世界ランキングも185位まで下降していたが、今季は調子を取り戻し、このところの出場10大会では9回トップ20入りを果たしていた。

 勝利から遠ざかっている間に結婚して子どもが生まれ、34歳となったファウラーは、18番グリーンで娘を抱き、笑顔を見せた。ラウンド後には「この1勝を挙げることができてうれしい」と喜ぶと、「これまで長い道のりだった」と振り返りつつ、「今年はいい結果が続いていたから、プレー内容を考えれば時間の問題なのは分かっていた」と話した。

 プレーオフで敗れた2人も久々の優勝を目指していたが、モリカワは21年の全英オープン(The 149th Open Championship)、ハドウィンは17年のバルスパー選手権(Valspar Championship 2017)以来となるツアー勝利はならなかった。(c)AFP