【6月30日 AFP】相次ぐ熱波に見舞われている中米メキシコの保健省は28日、6月の猛暑でこれまでに100人以上が死亡したと発表した。

 今月12~25日に猛暑絡みの救急通報が1000件以上あり、うち104人が死亡した。4月14日~5月31日に8人の死亡が確認されており、猛暑絡みの死者は計112人となった。

 死因は1位が熱中症、2位が脱水症となっている。

 死者は北部に集中しており、北東部ヌエボレオン(Nuevo Leon)州で64人、隣のタマウリパス(Tamaulipas)州で19人となっている。

 メキシコの夏の平均最高気温は30~45度だが、北西部ソノラ(Sonor)州では今週、最高気温49度が記録された。

 当局は、7月以降も熱波に見舞われる可能性があるとして警戒を呼び掛けている。(c)AFP