【6月18日 AFP】オーストリアのカリン・クナイスル(Karin Kneissl)元外相(58)は16日、ロシアのサンクトペテルブルク大学(St. Petersburg University)付属の新シンクタンクの代表に就任すると明らかにした。

 クナイスル氏は外相在任時の2018年、自身の結婚式にロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を招待し、一緒にワルツを踊ったことで知られる。翌年、退任している。

 先月の英BBCのインタビューでは、プーチン氏にダンスをお願いしたことを後悔しておらず、今でもプーチン氏と踊るだろうと述べた。

 クナイスル氏がAFPに提供したパンフレットによると、シンクタンク「ゴールキ(GORKIGeopolitical Observatory for Russia's Key Issues)」は、サンクトペテルブルク大学の「学術面での潜在力」と、「外交実務を通じた知見」を融合させるのが目的。中近東に的を絞り、「ロシア政府の政策決定に資する」としている。

 クナイスル氏は国内で何かと物議を醸してきた。現在はレバノンの小村在住。(c)AFP