青い地球をバックに 中国が宇宙ステーションの外観映像を公開
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【6月15日 CGTN Japanese】中国の有人宇宙船「神舟16号(Shenzhou-16)」のクルーが宇宙ステーション入りして半月がたちました。中国有人宇宙事業弁公室は宇宙ステーションの最新映像を公開しました。
映像には、船外に取り付けられたパノラマカメラなどが撮影したコアモジュールとロボットアームのツーショットや「神舟16号」、宇宙貨物船の「天舟5号(Tianzhou-5)」「天舟6号(Tianzhou-6)」などが映っています。
コアモジュールの結合モジュールにあるドッキングポートとつながれている「神舟16号」や、実験モジュール「夢天(Mengtian)」内の貨物、エアロックの出入り口も映っています。
「神舟16号」が宇宙ステーションとドッキングしたのに続き、「天舟5号」も今月6日に無事ドッキングしました。これにより、中国の宇宙ステーションは有人宇宙船1隻、宇宙貨物船2隻との結合体を初めて形成しました。
宇宙ステーションでは、「神舟16号」クルーの滞在中、電気推進エアボトルの取り付け、船外カメラの引き上げなどのメンテナンス、放射線生物研究、曝露実験などに用いられる船外実験設備の取り付け、多分野の大規模な軌道上テストなどが行われます。新規量子現象に対する研究や宇宙での高精度の食品関連システムの開発、一般相対性理論の検証および生命の起源に関する研究などにおいてハイレベルな成果を挙げることが期待されています。また、地上の子どもたちを対象としたリアルタイムの宇宙授業も行われる予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News