【6月13日 AFP】サッカーフランス・リーグ2(2部)のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)は12日、ファンが相手選手を襲撃して中止となっていた2日のロデーズAF(Rodez AF)戦について相手の勝利が認定され、1部昇格の望みが絶たれた。

 ボルドーは問題の試合の開始時点で、昇格圏の2位メッス(FC Metz)と勝ち点3差の暫定3位で得失点差でも下回っていた。今回の裁定を受け、ボルドーはフランス国立オリンピック委員会(CNOSF)に上訴する意向を表明したが、1シーズンでの1部復帰は絶望的となった。

 仏プロサッカーリーグ連盟(LFP)の懲戒委員会は、ボルドーに対してさらに来季開幕からの勝ち点1減点と、本拠地マトムト・アトランティーク(Matmut Atlantique)について最低2試合の南スタンド閉鎖を命じた。

 一方のロデーズは、この勝利で2部残留が決定した。

 試合は前半23分にボルドーファンの男がピッチに侵入し、直前に先制ゴールを挙げていたロデーズのリュカ・ブアデス(Lucas Buades)を押し倒した。審判が両チームをロッカールームに下がらせた後、試合は中止となり、ボルドーはやり直しを要求していた。(c)AFP