【5月24日 AFP】ポルトガルで2007年、英国人女児のマデリン・マクカーン(Madeleine McCann)ちゃん(当時3)が行方不明になった事件で、ポルトガル警察は23日、同国南部の貯水湖で新たな捜索を行った。

 ポルトガル警察は22日夜、ドイツ当局の要請を受け、今後数日かけて英当局者の立ち合いの下で新たな捜索を行うと発表していた。独検察当局は捜索再開の事実を認めた上で、詳細は公表できないとしている。

 AFP記者は、マデリンちゃんが行方不明となったアルガルベ(Algarve)地方のリゾート、プライアダルス(Praia da Luz)から約50キロ離れた貯水湖で、捜索犬を連れた警察官が湖畔を捜索する様子を確認した。

 独検察当局は2020年6月、事件当時、アルガルベ在住のドイツ人の男がマデリンちゃんを殺害したことを示す「具体的な証拠」があると発表。ポルトガルの週刊誌イスプレッソ(Expresso)によると、男は貯水湖付近でたびたび目撃されていた。(c)AFP