【5月23日 AFP】メキシコの国立防災センター(National Center of Disaster Prevention)は21日、中部のポポカテペトル山(Popocatepetl)山の活動が活発化し、煙や灰、溶岩の噴出が見られるのを受け、警戒レベルを「黄色のフェーズ3」に引き上げた。

 ポポカテペトル山はモレロス(Morelos)、メキシコ(Mexico)、プエブラ(Puebla)の3州にまたがる。半径100キロ以内に約2500万人が住んでおり、世界で最も危険な火山の一つとされている。

 国立防災センターの警報システムによると、「黄色のフェーズ3」は「避難準備」勧告で、この上の「赤色」は避難命令となる。

 20日には、降灰のためメキシコ市の2か所の空港で全便の運航が一時停止された。(c)AFP