仏領ポリネシア、新行政長官に独立派
発信地:パペーテ/フランス領ポリネシア
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【5月13日 AFP】南太平洋のフランス領ポリネシアの議会(57議席)で12日、新行政長官を選ぶ投票が行われ、独立派のモエタイ・ブロテルソン(Moetai Brotherson)氏が選出された。
得票数は、ブロテルソン氏が38、残留派の現職エドアルド・フリッチ(Edouard Fritch)氏が16だった。
先月の議会選で独立派勢力が勝利したことで、フランス当局に独立の是非を問う住民投票を働き掛けることが可能になった。
フランスのジェラルド・ダルマナン(Gerald Darmanin)内相兼海外領土相は、住民が「変革を求めて投票した」ことを認めた。太平洋地域で大国としての影響力確保を目指すエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)政権にとっては痛手となった。
ブロテルソン氏は、「10〜15年後」には住民投票を行いたいとしている。
フランス領ポリネシアはニュージーランドの北東に位置し、人口は約28万人。(c)AFP