【5月1日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・ロマンディ(Tour de Romandie 2023)は30日、最終第5ステージ(ブフランラビルからジュネーブ、170.8キロメートル)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)が総合優勝を飾った。

 ゴール前は集団スプリントでの争いとなり、モビスター・チーム(Movistar Team)のフェルナンド・ガヴィリア(Fernando Gaviria、コロンビア)が、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のニキアス・アルント(Nikias Arndt、ドイツ)、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のイーサン・ヘイター(Ethan Hayter、英国)を抑え込み、ステージ優勝を飾った。

 UTE加入1年目のイエーツは、山頂フィニッシュの第4ステージを制覇して総合首位に浮上していた。この日は逃げに出た集団をチームメートが制御し、残り2キロほどで吸収するなど問題を抱えることなく走行し、最後は先頭集団の中でフィニッシュした。

 イェーツは「きょうのレース全体をしっかりとコントロールしてくれたチームのみんなに感謝しなければならない」とコメントした。

 次の主要レースの出場がツール・ド・フランス(Tour de France 2023)になるとみられているイェーツは、「世界最強ライダー」のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)のアシスト役に回る。

 総合2位には19秒差でモビスター・チームのマッテオ・ヨルゲンソン(Matteo Jorgenson、米国)、同3位には27秒差でバーレーン・ヴィクトリアスのダミアーノ・カルーゾ(Damiano Caruso、イタリア)が続いた。(c)AFP