【5月1日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は4月30日、ウクライナの反転攻勢が始まれば、ロシアにとって「惨事」になりかねないと警告し、同社部隊の弾薬不足に不満を漏らした。

 ワグネル部隊は、ウクライナ東部の激戦地バフムート(Bakhmut)で数か月にわたってロシア側の先頭に立って戦っている。

 プリゴジン氏はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の盟友だが、ワグネルのトップとしてロシア国防省との権力闘争に巻き込まれている。

 プリゴジン氏は大統領府(クレムリン、Kremlin)寄りの従軍記者とのインタビューで「われわれ(ワグネル)には必要な弾薬の10~15%しかない」と述べ、ロシア軍幹部を批判した。

 また、ウクライナが5月中旬に反攻を開始するとの見方を示した上で、「この反攻はわが国にとって惨事になりかねない」と警鐘を鳴らした。(c)AFP