【4月30日 AFP】自転車ロードレースのトレック・セガフレード(Trek Segafredo)は28日、自室の窓から空気銃でネコを撃ち殺した若手有望株のアントニオ・ティベーリ(Antonio Tiberi、イタリア)との契約を解除したことを発表した。

 UCIロード世界選手権(UCI Road World Championships)のジュニアの部で優勝した経験を持つティベーリは、2月に寝室の窓からエアライフルを試し撃ちしてサンマリノのフェデリコ・ペディニ・アマティ(Federico Pedini Amati)元執政のネコを殺したことを告白し、チームから罰金4000ユーロ(約61万円)と20日間の謹慎処分を科されていた。

 しかしチームは、謹慎期間中のティベーリの行動に失望したとし、「期間中の当該選手の行動は、公式戦復帰に向けたわれわれの基準に満たないものだった。現在は契約を解除したため、彼は別のチームと自由に契約できる」と明かした。

 トレックは自転車ロードレースの最高峰ツアーに参戦するチームの一つで、2019年の世界王者マッズ・ピーダスン(Mads Pedersen、デンマーク)やクライマーのジュリオ・チッコーネ(Giulio Ciccone、イタリア)らが所属している。(c)AFP