【4月30日 AFP】29日に行われた22-23スペイン1部リーグ第32節のFCバルセロナ(FC Barcelona)対レアル・ベティス(Real Betis)戦で、バルセロナの15歳ラミネ・ヤマル(Lamine Yamal)がクラブのリーグ戦最年少出場を果たした。

 バルセロナによれば、クラブの公式戦最年少出場は1902年のマカヤ杯(Macaya Cup)に13歳11か月6日で出場したアルベルト・アルマスケ(Albert Almasque)だが、今回はそれに次ぐ2番目の記録となった。ヤマルは終了間際にガビ(Pablo Martin Paez Gavira 'Gavi')に代わって投入され、15歳9か月16日でリーグ戦デビューを果たすと、枠内シュートも放った。

 シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は、報道陣に対して「彼にはファイナルサードでの才能がある。簡単には見つからない才能だ」と評価し、「15歳には見えないし、年齢以上に成熟している。練習でそうした部分を見せていた」とコメント。「10分のプレーだったが、よくやっていた。クラブの一時代を刻む可能性がある選手だ」と期待した。

 さらに指揮官は、同じように若くしてバルセロナからデビューしたリオネル・メッシ(Lionel Messi)やアンス・ファティ(Ansu Fati)に肩を並べる才能だと認め、「いろいろなことにトライするよう指示し、それをやってくれた」と話した。「得点も、アシストもでき、自信がある。特別な選手だ。練習でそれを目にしていれば、大物になるかもしれないと分かる」 (c)AFP