【4月17日 AFP】中国のプロバスケットボールリーグで17日、上海シャークス(Shanghai Sharks)と江蘇ドラゴンズ(Jiangsu Dragons)に対し、開催中のシーズンの参加資格取り消しと罰金500万元(約9750万円)の処分が科された。両チームは八百長が疑われていた。

 両チームは14日に行われたプレーオフの試合で対戦し、シャークスが最終盤に逆転して準々決勝に進出した。ところが、終盤にドラゴンズがポゼッションを失う場面が何度もあり、試合後の中国のソーシャルメディアでは、ファンから怒りや八百長を疑う声が噴出。中国バスケットボール協会(CBA)は15日、問題の試合について調査を行うことを発表していた。

 国営中国中央テレビ(CCTV)の報道によれば、CBAは発表で「八百長」という言葉は使わなかったが、両チームが直近の2試合で「消極的なプレー」をしたと判断し、処分を決定した。

 CCTVによれば、両チームのヘッドコーチ(HC)とゼネラルマネジャー(GM)にも3〜5年の資格停止処分が科される。

 米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手で、シャークスでプロキャリアを始めたCBAの姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン)会長は、国営通信社の中国新聞社(CNS)が公開した動画で「悲しい週末」だと嘆き、「このことについて話せば話すほど、痛みが増していく」とコメントした。(c)AFP