【4月17日 AFP】長野県軽井沢町で開幕した先進7か国(G7)外相会合は17日、2日目を迎えた。台湾問題についてフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の発言が物議を醸したことを受け、対中問題で統一見解の発表を目指す。

 訪中を終えたマクロン氏は今月7日、欧州は「自分たちとは関係のない危機」に巻き込まれるべきではないと主張。外相らは、この発言に端を発した論争を乗り切る姿勢を示している。

 一行は16日、北陸新幹線で軽井沢に到着。同日夜のワーキングディナーでは中国と北朝鮮の問題について話し合われ、林芳正(Yoshimasa Hayashi)外相は、G7の結束は極めて重要との認識を示した。

 会合ではロシアのウクライナ侵攻を非難するメッセージが改めて発表されるものとの見方が強いが、新たな措置が打ち出されることはないとみられている。(c)AFP/Sara HUSSEIN / Mathias CENA