【3月27日 AFP】自転車ロードレース、カタルーニャ一周(Volta a Catalunya 2023)は26日、最終第7ステージ(バルセロナからバルセロナ、136キロ)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)がスダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)との争いを制して総合優勝を決めた。

 モンジュイック(Montjuic)での複数の坂が組み込まれた最終ステージで、両者は終始バトルを繰り広げた。しかしログリッチと10秒差で今ステージを迎えたエベネプールは、奮闘しながらも最後までライバルを振り切れず、スプリント勝負なしでステージ優勝は譲られたが、総合争いでは差を6秒まで縮めることしかできなかった。

 ログリッチから2分以上遅れた総合3位には、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のジョアン・アルメイダ(Joao Almeida、ポルトガル)が入った。

 ログリッチは昨年のブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)で総合優勝をエベネプールに譲り、4連覇を逃していた。二人にとって、今大会は5月のジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)という大舞台に向けた前哨戦だったが、優勝したログリッチが大きな精神的優位を手にしている。(c)AFP