【2月19日 AFP】米労働省は17日、子ども100人以上を食肉加工施設の清掃など「危険な仕事」に従事させていたとして、衛生管理会社パッカーズ・サニテーション・サービシズ(Packers Sanitation Services)に罰金150万ドル(約2億円)を科したと発表した。

 調査は2022年8月から進められていた。パッカーズは、13~17歳の子ども少なくとも102人を雇用し、8州の13施設で夜間勤務させていた。

 労働省によると、子どもたちは危険な化学薬品を扱っていたほか、胸割りのこぎりや頭部切断機など食肉加工器具の洗浄も行っていた。少なくとも3人が勤務中にけがをしたという。

 施設はタイソン・フーズ(Tyson Foods)やJBS、カーギル(Cargill)など食肉加工大手が運営していた。これらの企業には罰金は科されていない。(c)AFP