【2月8日 AFP】ロシアとベラルーシの2024年パリ五輪参加をめぐって、スウェーデンやノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランドの北欧5か国の五輪委員会が7日、反対の立場を表明した。

 5か国の委員会は共同声明で、「われわれは、ロシアとベラルーシの選手、関係者が国際スポーツに参加すること認めないという、確固たる立場を取る」と宣言。「ウクライナでの戦争の状況は変わっていない」と述べ、「今は両国の復帰を検討すべきときではない。それがわれわれの立場だ」と続けた。

 5か国は「ウクライナ国民を再び強固に支援すること、平和を求めることを改めて主張したい」と話している。

 国際オリンピック委員会(IOC)は先月、ロシアとベラルーシのアスリートがパリ五輪に参加できる「道筋」を検討していることを明らかにしたが、激しい反発に遭っている。

 7日にはパリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長が、ウクライナでの戦争が続いている間はロシア選手の出場に反対する考えを表明した。(c)AFP