【1月11日 AFP】米海軍は10日、オマーン沖で6日、イランからイエメンに向かう漁船を拿捕(だほ)し、密輸目的と見られる自動小銃「AK47」2116丁を押収したと発表した。

 バーレーンを拠点とする米海軍第5艦隊(US 5th Fleet)によると、漁船を拿捕したのは、イランの支援を受けるイエメンの反政府勢力フーシ派(Huthi)に物資を届ける密輸ルート上で、「イエメン人6人が乗船していた」。

 ブラッド・クーパー(Brad Cooper)米海軍中将は、イランが継続して行っている不安定化工作の一環との見方を示している。

 米海軍は、漁船と乗組員の本国送還に向けて手続きを進めているとした上で、「フーシ派に対する武器の直接的または間接的な供給、販売、輸送は国際法に反する」と述べた。国連安全保障理事会(UN Security Council)は昨年2月、フーシ派に対する武器輸出を禁止する決議を採択した。(c)AFP