【11月27日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は26日、グループDの試合が行われ、フランスは2-1でデンマークに競り勝ち、一番乗りでのベスト16入りを決めた。キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が最大の大舞台で再び輝き、2ゴールを決めた。

 初戦で大勝したフランスは、連勝すれば突破が決まる状況で試合を迎えると、優勢に進めた中で61分にエムバペが先制点を決めた。そのすぐ後にアンドレアス・クリステンセン(Andreas Christensen)に同点ゴールを許したが、迎えた86分にエムバペが再び期待に応え、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)のクロスに合わせて得点。粘るデンマークを振り切った。

 チームが優勝した2018年ロシア大会で4得点、今大会初戦のオーストラリア戦で1得点を決めているエムバペは、これでW杯9試合出場で7ゴールを挙げている。代表戦通算では31得点で、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)の記録に並んだ。

 フランスはこれで、グループ最終戦のチュニジア戦に敗れても1位通過の可能性が残るという、余裕のある状況をつくった。敗れたデンマークも2試合で勝ち点1にとどまっているが、30日のオーストラリア戦に勝利すれば、チュニジアがフランスを破った上で得失点差で上回られない限り、グループ突破となる。(c)AFP/Andy SCOTT