【11月5日 AFP】第51回世界体操競技選手権(51st FIG Artistic Gymnastics World Championships)は4日、英リバプールで男子個人総合決勝が行われ、橋本大輝(Daiki Hashimoto)が合計87.198点で金メダルに輝いた。

 東京五輪で同種目と鉄棒の2種目を制している橋本は、中国の張博恒(Zhang Boheng)を合計86.765点の2位に抑え、同選手に0.017点の僅差で敗れた昨年の北九州大会(50th FIG Artistic Gymnastics World Championships)と、中国が制した2日の男子団体決勝とは逆の結果を出した。

 2009年から2015年まで男子個人総合6連覇を果たした内村航平(Kohei Uchimura)の後継者として広く評価されている21歳の橋本は、2種目めのあん馬でこの日トップの14.333点をたたき出し、1位に躍り出た。

 張も昨年の東京五輪で出場を逃した雪辱を期す中で食い下がったものの、橋本が鉄棒で14.433点を記録して勝利を確定。スター選手2人のライバル関係は、こうしてまた新たな章に発展した。

 谷川航(Wataru Tanigawa)が合計85.231点で銅メダルを手にし、米国のブロディ・マローン(Brody Malone)が4位に入った。(c)AFP