【10月23日 AFP】国際スキー連盟(FIS)は22日、ウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアとベラルーシの選手に科した出場禁止処分を継続することで一致した。

 22-23アルペンスキーW杯開幕戦が行われるオーストリア・ゼルデン(Solden)での会議後、「FIS委員会は、大会の品位と参加者の安全を踏まえると同時に、国際オリンピック委員会(IOC)の勧告にのっとって、ロシアとベラルーシのチームや選手のFIS主催大会参加を認めない方針を継続する」と発表した。

 これによりロシアとベラルーシのアスリートは、今後もアルペンスキーやノルディックスキー、フリースタイルスキー、そしてスノーボードの大会に参加できない。両国の選手は、すでに国際バイアスロン連合(IBU)から追放されている。

 両国勢の不在はアルペンスキーでは大きな影響はないが、ロシアはクロスカントリースキーの強豪で、今年2月の北京冬季五輪では同種目のメダルの約3分の1を獲得している。(c)AFP