【10月9日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は8日、第9節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は終了間際のゴールでバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と2-2で引き分けた。

 近年激しさを増す両チームの対戦は、序盤から敵対心むき出しの展開となり、開始から14分でドルトムントのジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)ら3人にイエローカードが提示された。

 すると33分、ドルトムントのライバルであるシャルケ04(Schalke 04)で長く過ごしたレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)が、ジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)からの折り返しをペナルティーアークで受けてシュートを決め、バイエルンが先制。さらに53分、ムシアラが倒れ込みながらパスを送り、リロイ・ザネ(Leroy Sane)が今季リーグ戦4ゴール目を奪取した。

 しかしドルトムントも、今季ケルン(1. FC Cologne)から加入しながら、結果を残せずに批判を浴びていたアントニー・モデスト(Anthony Modeste)を70分に投入すると、74分にはモデストのパスから10代のユスファ・ムココ(Youssoufa Moukoko)が1点を返した。

 さらに、キングスレイ・コマン(Kingsley Coman)が2枚目のイエローカードをもらってバイエルンが90分に1人少なくなり、迎えた後半アディショナルタイム4分、ニコ・シュロッターベック(Nico Schlotterbeck)の絶妙なクロスにモデストが頭で合わせ、ドルトムントが土壇場で同点に持ち込んだ。

 バイエルンのユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は試合後、前半にベリンガムがアルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)の顔を蹴った場面で2枚目のイエローカードが出なかったことに不満を述べ、スカイ・ドイツ(Sky Germany)に対して「脳振とうの疑いがあった。顔を蹴られたのだから驚きではない」とコメントした。

 他会場では、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)が4-0でシャルケを下し、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)新監督の初陣で完勝を収めた。ジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)が2得点を挙げた。(c)AFP