【8月29日 AFP】バドミントン世界選手権(TotalEnergies BWF World Championships 2022)は28日、東京で各種目の決勝が行われ、男子シングルスで大会第1シードのヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)が21-5、21-16のストレートで第16シードのクンラビット・ビティサラン(Kunlavut Vitidsarn、タイ)を退け、自身2回目の大会制覇を果たした。

 東京五輪金メダリストで世界ランキング1位のアクセルセンは、2017年以来となる世界選手権優勝を果たし、トップとしての地位を固めた。今大会は1ゲームも落とさずに優勝を決めたが、本人はさらに成長できる余地があり、「長い道のり」が待っていると信じている。

 今年はまだシングルスで1敗しかしていないアクセルセンは「できる限り強くなりたい」と話し、「一日一日を大切に、日々成長を心がけている。もっといい選手になれる感覚がまだあるし、それが一番の目標だ」と意欲を語った。

 2024年のパリ五輪では、林丹(Lin Dan、リン・ダン、中国)氏の再現となる五輪連覇を目指す。輝かしいキャリアを送った林氏は五輪で二つ、世界選手権で五つのタイトルを獲得し、アクセルセンも林氏こそ史上最高の選手だと考えているが、自分と比較することは拒んだ。(c)AFP/Andrew MCKIRDY