【8月8日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは7日、第1節の試合が行われ、王者マンチェスター・シティ(Manchester City)はプレミアデビュー戦となったFWアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)の2得点でウェストハム(West Ham)を2-0で下し、連覇へ向けて白星発進した。

 一方、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はホームでブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に1-2で敗れ、エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督の初陣を飾れなかった。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から加入したハーランドは評判通りの結果を残し、チームに最高のスタートをもたらした。

 シティの歴代最多得点記録保持者で、長くクラブを支えたセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)氏の穴を埋める存在として加入したハーランドは、リーグデビュー戦で2ゴールを挙げた同氏とそっくりな形で船出を切ることになった。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「彼はわれわれがやりたいプレーの仕方に完璧に適応しつつある。もっともっと彼を見つけて、よりゴールチャンスを与えられればうれしい」とコメントした。

 一方のユナイテッドは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)への出場を希望し退団を望んでいるクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、プレシーズンの調整不足のためベンチスタートとなった。

 しかし、ファーサイドでフリーになっていたパスカル・グロス(Pascal Gross)に前半の9分間で2ゴールを決められると、返した1点もブライトンのミスから生まれたもので、GKロベルト・サンチェス(Robert Sanchez)のはじいたボールがアレクシス・マック・アリスター(Alexis Mac Allister)に当たってオウンゴールになるラッキーな形だった。

 本来であれば怒りを募らせている観客から大歓声を浴びて途中出場したロナウドだったが決定機は訪れず、ユナイテッドはブライトンにオールド・トラフォード(Old Trafford)での初勝利を与えてしまった。

 ユナイテッドのキャプテンを務めるDFハリー・マグワイア(Harry Maguire)は「オールド・トラフォードで前半を0-2で折り返すのは、最悪のスタート」と悔やんだ。(c)AFP