【7月26日 AFP】英国は25日、来年の欧州国別対抗歌謡祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト(Eurovision Song Contest)」を同国で開催することに同意したと発表した。今年の優勝国であるウクライナが開催国となるはずだったが、主催団体の欧州放送連合(EBU)は、ロシアの軍事侵攻を受けていることから開催は不可能だとの見解を示していた。

 ユーロビジョンは、欧州各国に加え、中央アジア諸国やイスラエル、オーストラリアも参加する世界最大のライブ音楽イベント。イタリアで開催された今年の大会ではウクライナが優勝し、英国は2位に入っていた。

 来年の大会について、ウクライナはこれまで、自国での開催は可能だと主張していた。だがEBUは安全上の理由から、同国での開催の可能性を否定。ウクライナ政府は、英国がウクライナ色の強い大会を開催することを条件に、自国での開催見送りを受け入れた。

 来年の大会は英BBCの主催となる。開催都市は決まっていない。英国でのユーロビジョン開催は1998年以来となる。(c)AFP/Jitendra JOSHI