【7月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、第150回全英オープン(The 150th Open Championship)は14日、英セントアンドルーズ(St Andrews)のオールドコース(The Old Course、パー72)で開幕し、通算3度の大会制覇を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は6オーバー「78」の146位タイと大きく出遅れ、カットライン通過が難しい状況となっている。

 セントアンドルーズで2度優勝しているウッズは、2019年以来の全英オープン出場とあって周囲から大きな期待を寄せられていた。しかし、最初のホールでアプローチショットをクリークに入れダブルボギーをたたくと、そこから全く挽回できなかった。

 昨年2月の自動車事故で右脚に大手術を強いられるけがをし、前回大会は欠場したウッズ。その身体的な影響は明らかで、スロープレーによって6時間にも及んだこの日のラウンドでは、足を引きずりながらコースを歩いていた。

 メジャー通算15勝を誇るウッズは「長くて、スローな一日だった」と振り返り、「今大会は常に予定に入っていて、出場できる状態になることを願っていた。実際にそれがかなったが、きょうはあまり良い仕事ができなかった」と悔やんだ。

 予選2ラウンドを終えてトップ70位タイまでの選手がカットライン通過となる中、初日を終えた現時点でウッズよりスコアが下の選手は7人しかおらず、決勝ラウンドに生き残るためには15日の第2ラウンドで劇的な巻き返しが必要となる。

 ウッズは「チャンスをつかむには、『66』を出さなければいけないようだ」と話し、「きょう、それをやった選手は何人かいる。前進し、それを果たすことがあしたの仕事だ。そうしなければならない」と前を向いた。(c)AFP