【7月3日 AFP】ツール・ド・フランス(2022 Tour de France)は2日、第2ステージ(ロスキレからニュボー、202.2キロメートル)が行われ、2年前に命も危ぶまれる大クラッシュに遭ったクイックステップ・アルファビニール (Quick-Step Alpha Vinyl)のファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen、オランダ)が区間優勝を果たし、マーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)ではなく自身を今大会にエントリーしたチームの決定が正しかったことを証明した。

 これでクイックステップ勢は開幕ステージに続いて2連勝。チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)が2位に続き、総合首位に浮上した。

 2020年のツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne 2020)でフェンスを飛び越えて標識に突っ込み、ほぼ全ての歯を失うなどの大けがをした25歳のヤコブセン。「ここにたどり着くまで長い道のりだった」と振り返り、「第二の人生のようなものだ。きょうのことは生涯忘れない」と喜んだ。(c)AFP