【6月16日 AFP】SANZAAR(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの4か国からなるラグビー連合協会)は16日、南半球4か国対抗戦のザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship)について、少なくとも今後3年間はミニツアー方式を採用すると発表した。これにより「ラグビーの伝統的な遠征(ツアー)の価値」を回復させるとしている。

 南ア、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンはそれぞれ1大会で2度ずつ対戦するものの、ホームアンドアウェーの構造は廃止される。

 各チームは2試合を母国で、2試合を敵地への遠征で戦い、3か国目との対戦だけホームとアウェーでそれぞれ試合を行う。

 今年の試合開催地発表に伴い、SANZAARはミニツアーの開催が2025年まで確定していると明かし、新しい大会フォーマットは移動の要素を減らして選手の健康に対する懸念を軽減するとしている。

 今年の大会は、南アがニュージーランド、アルゼンチンがオーストラリアをそれぞれホームで迎え撃ち、8月6日に開幕。13日にも同じ組み合わせで南アとアルゼンチンで試合が行われる。

 8月27日と9月3日にはニュージーランドがアルゼンチン、オーストラリアが南アとそれぞれホームで対戦し、9月15日と24日の最終戦はニュージーランドとオーストラリアがメルボルンに続いてオークランド(Auckland)で、アルゼンチンと南アがブエノスアイレスに続いてダーバン(Durban)で試合に臨む。(c)AFP