【3月29日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は28日、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の出場権を獲得したスペインについて、代表資格の規定に「違反した可能性」があるとして調査を開始した。

 スペインは先日、W杯予選を兼ねた欧州選手権(Rugby Europe Championship 2022)第4節でポルトガルに33-28で勝利。グループ2位以内を確定させ、W杯の出場権を手に入れた。

 スペインのメディアによれば、調査対象になっているのは、南アフリカ出身で2018年からスペイン国内でプレーしているPRギャビン・ファンデンベルフ(Gavin van den Berg)。

 同選手は欧州予選のオランダ戦2試合に出場したが、ワールドラグビーが代表資格に関する規定で定めている3年間の居住を満たしていなかった可能性があるという。

 スペインは2018年にも、代表資格がない選手を起用したとして処分を科され、2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)には代わりにロシアが出場した。(c)AFP