【3月18日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)は17日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は敵地でガラタサライ(Galatasaray)に2-1で逆転勝利し、2戦合計スコア2-1で準々決勝に駒を進めた。

 前週に行われたホームでの第1戦をスコアレスドローで終えていたバルセロナは、マルコン(Marcos do Nascimento Teixeira 'Marcao')のヘディングで28分に先制され、合計スコアでもリードされた。

 しかし、19歳のペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)が前半のうちに試合を振り出しに戻すと、49分にはアーセナル(Arsenal)との契約が終了し、この冬に加入したピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)がフレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)のパスを流し込み、バルセロナでの公式戦7ゴール目を挙げて逆転した。

 一方、ウェストハム(West Ham)は最多6度の優勝を誇るセビージャFC(Sevilla FC)との一戦の合計スコアを1-1として延長戦に持ち込むと、アンドリー・ヤルモレンコ(Andriy Yarmolenko)が決勝点を奪い、同2-1で8強入りを果たした。

 第1戦を0-1で落としていたホームのウェストハムは、トマシュ・ソウチェク(Tomas Soucek)が39分にネットを揺らして合計スコアで追いついた。

 延長戦に入ると、パブロ・フォルナルス(Pablo Fornals)のシュートが相手GKにはじかれたところをヤルモレンコが押し込み、クラブは1980-81シーズン以来となる欧州カップ戦での8強入りを決めた。ヤルモレンコにとっては、前週末に行われたアストン・ビラ(Aston Villa)とのリーグ戦に続き2試合連続のゴールとなった。

 グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)はアウェーでレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)に1-2で敗れたものの、合計スコア4-2で準々決勝に駒を進めた。

 ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト(Giovanni Van Bronckhorst)監督が率いるレンジャーズの8強入りは、前身であるUEFAカップ(UEFA Cup)時代の2007-08シーズン以来。このときは決勝でFCゼニト(FC Zenit)に敗れ優勝を逃した。

 その他にはアタランタ(Atalanta)やSCブラガ(SC Braga)、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)がそれぞれ準々決勝に進出した。

 バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)のホームに乗り込んだアタランタは、ジェレミー・ボガ(Jeremie Boga)が後半アディショナルタイムに決勝点を挙げて1-0で勝利。合計スコア4-2で勝ち上がりを決めた。

 ブラガとリヨンは第2戦を1-1で引き分けたものの、合計スコアでASモナコ(AS Monaco)とFCポルト(FC Porto)をそれぞれ3-1、2-1で上回り、ベスト16を突破している。

 フランクフルトはホームでレアル・ベティス(Real Betis)に0-1とされて延長戦に突入したものの、121分に決勝ゴールが決まり、合計スコア3-2でベスト8に進出した。(c)AFP