【3月6日 AFP】(更新)ロシア軍により包囲されているウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)で6日、民間人を市外へ安全に避難させる試みが、2日連続で停止された。赤十字国際委員会(ICRC)が発表した。

 ICRCは、「推定20万人の市外への避難開始を目指したきょうの2度目の試みは停止した」と説明。「きのうときょうの試みの失敗は、紛争当事者間で詳細かつ機能する合意がないことを浮き彫りにしている」と指摘した。

 さらに、ICRCは停戦合意やその実施を保証する役割を持てないとし、停戦違反が起きる中、民間人保護の具体的方法などを定めた適切な合意がないことを批判した。(c)AFP