【2月4日 AFP】カーリングは中世スコットランドで生まれたテクニカルな氷上スポーツで、五輪の正式種目になったのは1998年。

 各4人の2チームがリンクで対戦し、ストーンと呼ばれる円形の石をハウスと呼ばれる的にできるだけ近づけるように滑らせる。ハウスの中央はボタンと呼ばれる。

 選手は膝を曲げて氷の上を滑り、カールする(曲がる)ようにストーンを投げる。これが競技名の元になっている。

 滑る方向やスピードを調整したり、的に近づけたりするため、ストーンの前の氷を選手2人がブルーム(ブラシ)で掃くことができる。

 チームのリーダーはスキップと呼ばれ、作戦を決める。

 選手全員が相手チームと交互に1人2回ずつストーンを投げる。1試合でこれを10回行い、試合時間は3時間に及ぶ。

 ハウスの外のストーンは得点にならない。ストーンをボタンの最も近くに残したチームが得点を得る。

 試合終了時に合計点の多いチームが勝者となる。同点の場合は、どちらかが得点するまで延長戦を行う。

 リンクは長さ45.72メートル、幅5メートル。ストーンはスコットランド産やウェールズ産の花こう岩でできており、取っ手が付いている。重さは最大19.96キロ。

 シューズの片方の靴底は滑りやすく、もう一方は氷をグリップするようになっている。

 ブルームはカーボンファイバー製が多く、選手の好みに応じてさまざまな形や大きさのものがある。(c)AFP