【10月6日 AFP】米ロサンゼルス在住の男性が、元恋人が雇った魔女にかけられた呪いを解けば幸せになれるともちかけ、金銭をだまし取った自称超能力者の女性を相手取り損害賠償を求めて提訴している。

 原告のマウロ・レストレポ(Mauro Restrepo)さんによると、被告のソフィア・アダムズ(Sophia Adams)さんは5100ドル(約57万円)を払って呪いを解けば、幸せな結婚生活を取り戻せると主張したが、頭金1000ドル(約11万円)を支払った後も、運勢は一向に良くならなかったとされる。

 レストレポさんはアダムズさんを詐欺罪で刑事告訴するとともに、損害賠償2万5000ドル(約280万円)を求める民事訴訟を起こしている。

 レストレポさんは不満を抱えていた時期に運勢を変えようとして、「サイキック・ラブ・スペシャリスト」を自称するアダムズさんにたどり着いた。

 裁判文書によると、アダムズさんは、レストレポさんの不運は元恋人が雇った魔女がかけた呪いが原因だとし、これを解かなければレストレポさんと子孫、結婚生活が破滅に向かうと述べたとされる。

 レストレポさんは、アダムズさんが呪いを解かなかったため眠れない夜を過ごし、不安や苦悩を抱えることになったと主張している。(c)AFP