【9月1日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は31日、男子シングルス1回戦が行われ、2014年大会準優勝の錦織圭(Kei Nishikori)は6-1、6-1、5-7、6-3で世界113位のサルバトーレ・カルーソ(Salvatore Caruso、イタリア)を退け、初戦突破を果たした。

 錦織は試合後、「良いスタートが切れた」と話し、「かなり押し込まれたし、相手はプレーも良くなっていた。こういう形で勝ち切れたのは良かった」と振り返った。

 2回戦の相手は、8月上旬のシティ・オープン(Citi Open 2021)準決勝で敗れたマッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に決定。

 大会第27シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)をストレートで下して勝ち上がってきたマクドナルドとの対戦に向け、錦織は「リベンジしたい」と語った。勝利すれば、3回戦では大会第1シードの王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と激突する可能性がある。

 その他の試合では、昨年準優勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-4、7-5、6-2でサム・クエリー(Sam Querrey、米国)を一蹴し、2回戦へ駒を進めた。

 8月の東京五輪とウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)を制して全米に乗り込んできているズベレフは、これで連勝を12に伸ばした。2回戦ではアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)と顔を合わせる。

 また、第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)、第7シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)はストレートで初戦突破を飾った一方、第9シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)が予選勝者のマクシム・クレシー(Maxime Cressy、米国)に7-5、6-4、1-6、4-6、6-7(7-9)の逆転で敗れる波乱もあった。(c)AFP